「いぼ」 - 医療法人社団SEC(新宿駅前クリニック)-新宿の内科/皮膚科/泌尿器科

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皮膚は全身の状態を映し出す鏡とよく言われ、体の中のバランス、胃や腸などの内臓の調子や血行状態、ホルモンのバランスなどが崩れた場合など、その影響が皮膚に現れてくることが少なくありません。皮膚の病気や症状から他の病気が見つかることもありますので、皮膚に何らかの症状が認められた場合には、早めに受診してください。

皮膚科

「いぼ」

「いぼ」とは

「いぼ」が原因で皮膚科に来院される患者さまは非常に多くいらっしゃいます。
「いぼ」は皮膚から盛り上がってできる小さな丸い角質の突起物を示す俗語です。
医学的には疣贅(ゆうぜい)と呼びます。

実際には「いぼ」には様々な異なる皮膚病が含まれますが、一般的にはウイルスの感染により起きるウイルス性疣贅を指し、そのほとんどがヒト乳頭腫(にゅうとうしゅ)ウイルスの感染により起きる尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)です。
尋常性疣贅とはごく一般的な硬い「いぼ」のことで、どの年齢でも発症しますが、子供に多く見られます。

「いぼ」ができる原因

手や足などの皮膚や粘膜の小さな傷や炎症のある場所からウイルスが入り込んで感染するために起こります。
ヒト乳頭腫(にゅうとうしゅ)ウイルスの感染が原因でできる「いぼ」が最も多いことが知られています。

「いぼ」の主な種類と症状

尋常性疣贅

表面がザラザラしているものが多く、ほとんどが直径1cm未満です。
灰色、黄色、茶色をしており、すり傷や切り傷などができやすい、顔、指、肘、膝などによく見られます。
この「いぼ」は周囲の皮膚に広がることがあります。

足底疣贅(そくていゆうぜい)

足の裏にできやすいタイプの「いぼ」です。
足の裏にかかる体重で圧迫されるので平らな形をしており、その周りが厚い皮膚に囲まれています。
足に体重をかけると「いぼ」が圧迫されてとても痛くなります。

手掌疣贅(しゅしょうゆうぜい)

手のひらにできるタイプの「いぼ」です。押すと痛みを感じることが多く、硬く平らで表面はザラザラしています。見た目から周囲の皮膚との違いがはっきりしている傾向があります。

「いぼ」の診断

「いぼ」は発生した部位や皮膚の症状から特定できます。皮膚にできた突起物が何なのかが確定できない場合は、その突起物の一部を採取して顕微鏡で検査します。

「いぼ」の治療法

多くの「いぼ」と同様に、尋常性疣贅などは1~2年で自然に消失してしまいます。
したがって、痛みなど気になる症状がなければ、治療の必要は特にありません。

尋常性疣贅の症状が気になる場合やそれ以外の「いぼ」の治療を行う場合、一般に液体窒素による冷凍凝固術を中心とした治療が行われます。
「いぼ」を液体窒素で凍結させて取り除く方法です。
液体窒素を含ませた綿棒を数秒間「いぼ」に押し当てます。
しかし、この治療は1~2週間ごとに何度か繰り返す必要があり、「いぼ」が大きい場合は、半年以上にわたり治療が必要な時もあります。

「いぼ」の注意点

「いぼ」ができた場合、他の人には簡単にはうつりませんが、「いぼ」を取ろうとして触り、傷をつけると「いぼ」が増えることがあります。
できるだけ「いぼ」には触れないようにしてください。