口唇ヘルペス(帯状疱疹) - 医療法人社団SEC(新宿駅前クリニック)-新宿の内科/皮膚科/泌尿器科

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皮膚は全身の状態を映し出す鏡とよく言われ、体の中のバランス、胃や腸などの内臓の調子や血行状態、ホルモンのバランスなどが崩れた場合など、その影響が皮膚に現れてくることが少なくありません。皮膚の病気や症状から他の病気が見つかることもありますので、皮膚に何らかの症状が認められた場合には、早めに受診してください。

皮膚科

口唇ヘルペス(帯状疱疹)

帯状疱疹とは

口唇ヘルペスとは唇や口のまわりに出来る病気で、単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus:HSV)が感染することで起きる皮膚の感染症です。
医学用語ではヘルペスとは水ぶくれが集まった急性炎症性皮膚疾患を意味します。
HSVには1型と2型の2つのタイプがあり、口唇ヘルペスは1型のウイルスで起きることが知られています。

このHSVの特徴は、最初の感染後に抗体ができても、再感染や再発を繰り返すということです。
大人にみられる口唇ヘルペスのほとんどが再発し、年1~2回の再発を繰り返す場合が多いようです。

口唇ヘルペスができる原因

直接的な接触のほか、感染力が強いためタオルや食器などを介しても感染します。
家族間での感染が多く、子供のうちに家族から口唇ヘルペスが感染しているケースも多く見られます。
子どものうちに感染(初感染)すると症状がほとんどないか、または軽いのに対し、大人になってからの初感染は症状が重くなることがあります。

HSVに一度感染するとHSVは口唇の周りの神経細胞の中に隠れ潜み、じっと潜伏します。
潜伏しているうちはヘルペスの症状は出てきませんが、風邪、疲労、ストレスなどにより体の免疫力が低下すると、それが引き金となり発症します。

口唇ヘルペスの症状

症状の発現に関して主に4つの段階があり、おおよそ2週間で治癒します。

症状の前兆(前駆症状)

口唇ヘルペスの症状である水ぶくれが現れる前に、ピリピリ、チクチクなど皮膚に熱感や違和感などの症状があります。

初期症状

 皮膚に熱感や違和感などの症状が発現してから半日程度で皮膚が赤く腫れてきます。

主症状

赤く腫れた皮膚の上に水ぶくれができます。
この水ぶくれは初感染時には大きく、再発を繰り返すたびに小さくなって行きます。
この段階になると、はっきりとわかる痛みを感じます。

回復期

かさぶたが出来て治癒します。

口唇ヘルペスの診断

ほとんどは病歴と身体所見のみで診断します。

口唇ヘルペスの治療法

ウイルスの増殖をおさえる抗ウイルス薬が最も効果的です。
通常は抗ウイルス薬を5日間程度内服すれば完治しない状態であっても十分効果があります。
早い時期に治療を始めたほうが早く治るため、再発の予兆がある場合や症状が見られたら、72時間以内に治療を始めることが望ましいとされています。

ただし、抗ウイルス薬にはウイルスを殺す作用はありませんので、神経細胞の中に潜んでいるウイルスに対しての効果はありません。

口唇ヘルペスの注意点

症状がある場合

ウイルスの量が多く、感染力も強い時期なので人との接触には注意してください。
タオルや食器からも感染しますので、これらの共用は避けてください。

症状がない場合 

体力や抵抗力が落ちているときに再発することが多いので、良い健康状態を保つよう心がけてください。